2023.06.27
最適な高さはどれくらい?デスクとチェアの高さの目安をご紹介
体に負担がかからない最適な高さのデスクとチェアを購入したい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はデスクとチェアの最適な高さの目安をご紹介します。
デスクとチェアを新たに購入しようと考えている方や、使用している家具に不満がある方は参考にしてみてください。
デスクとチェアの最適な高さとは
長時間のデスクワークを快適にするために、位置の調整や座り心地が良い高機能なチェアを使用している方も多いでしょう。
しかし、デスクとチェアの高さが合っていない状態だと、肩凝りや頭痛、血行不良など、体に負担をかける場合があります。
そのため、チェアだけでなくデスクにおいても適正な位置の調整が必要です。
デスクとチェアの高さは、使用する人の体型や身長によって異なるため、自分の体に最適な位置を把握しておきましょう。
ここからは、デスクとチェアが自分の体に適切な寸法を測る3つのポイントを解説します。
1.座った際に足裏全体が着くか
チェア選びは、座った際に足裏全体が床に着くかがポイントです。
チェアの種類だけでなく身長や体型によっても座面の適切な高さは異なります。
足が床から完全に浮くほど高いチェアに座っていると、太ももの血行を悪くする可能性があり、おすすめできません。
また、逆に低すぎると、無理な姿勢で腰痛の原因になってしまうこともあります。
そのため、チェアの座面の位置は深く腰掛けたときに足裏全体が床に接しつつ、膝裏がわずかに高くなるように調整すると良いでしょう。
位置を変更できないチェアは、座面にクッションを敷いたり、足元に足置き台を置いたりして座面の位置を調整してみてください。
2.ひじが90度を保てるか
デスクの適切な高さは、天板の位置が床から60~72㎝の間にあると望ましいとされています。
また、一般的なデスクは概ね床から70㎝の高さで設計されています。
これはJIS規格※1で定められた「平均的な成人男性」にフィットしやすい寸法です。
実際にチェアに座りデスクに手を置いたとき、上腕を垂直に下ろしながら、ひじの角度が90度になる高さのものを選ぶのがおすすめです。
一方で、デスクの適切な高さはチェアの高さに応じて変わります。
そのため、デスクの適切な高さを知るには、まずチェアの高さをベースに考える必要があります。
デスクとチェアの最適な高さを考える上で役に立つのが、差尺(さしゃく)です。
※1.JIS規格とは、鉱工業品の品質の改善、生産の合理化、取引の単純公正化、使用や消費の合理化を図ることなどを目的として定められた、ある一定の基準のこと。
3.差尺は適切な長さか
差尺は、チェアの座面からデスクの天板までの寸法の差です。
目安として差尺は大体28~30㎝が適切とされており、この寸法をもとにデスクとチェアの最適な高さのバランスを求められます。
そのため、まずは既存のチェアをもとに最適な位置を確認したうえで、デスクとの差が何㎝か確かめておきましょう。
また、差尺が短い場合、家具の足に貼るフェルトでデスクの天板の位置を調整するのもひとつの方法です。
デスクとチェアの適切な高さを求める計算式
「一般社団法人日本オフィス家具協会」のHPにて、人間工学的な側面からデスクとチェアの適切な高さを求める計算式が公表されています。
デスクとチェアの適切な高さは、それぞれ次のように割り出せます。
- チェアの高さ=身長×1/4
- 差尺=身長×1/6
- デスクの高さ=チェアの高さ+差尺
この計算に当てはめると、日本の男性の平均身長である171.5㎝の場合は下記の通りです。
- チェアの高さ=171.5(㎝)×1/4=42.8(㎝)
- 差尺=171.5(㎝)×1/6=28.5(㎝)
- デスクの高さ=42.8(㎝)+28.5(㎝)=71.3(㎝)
日本の女性の平均身長である157.9㎝の場合は下記の通りです。
- チェアの高さ=157.9(㎝)×1/4=39.5(㎝)
- 差尺=157.9(㎝)×1/6=26.3(㎝)
- デスクの高さ=39.5(㎝)+26.3(㎝)=65.8(㎝)
デスクとチェアの購入を考えている場合は、あらかじめ上記の式をもとに自分に合った高さを調べて、商品を選ぶのがおすすめです。
自分にとって最適な高さのデスクとチェアを選ぼう!
自分に合った最適な高さのデスク・チェアを使用して正しい姿勢を維持することで、体へ掛かる負担を軽減し、おのずと作業の生産性向上に繋がります。
ぜひこの記事を参考に、ご自身にあったデスク・チェアを探してみてください。
京都でデスク・チェアをお探しの方は家具の川上 夷川本店 、ファニチャーエキサイト 宇治店にぜひ一度お立ち寄りください。
豊富な知識を持つスタッフが、お客様のご要望に沿った家具をご提案します。
また、別の記事では子どもの学習机の選び方について解説しています。
お子様の学習机をお探しの方は、こちらの記事も併せて参考にしてみてはいかがでしょうか。