2023.06.27
【家具のプロが教える】衣装収納の選び方と上手な収納テクニック
衣類が多くなり収納し切れなくなってくると、衣装収納を購入してすっきりさせたいと思われるでしょう。
ただ衣装収納は素材やサイズによって種類が多く、どれを買えばいいのか悩む方も多いはず。
今回は衣装収納の選び方を家具のプロが紹介します。
収納テクニックも併せて紹介しますので、ぜひ片付けの参考にしてください。
衣装収納の選び方!素材やサイズがポイント
衣装収納を購入するときにはまず収納場所を決め、スペースの採寸をしてから選ぶと、失敗が少なくなります。
では衣装収納の選び方を詳しく紹介します。
収納場所で選ぶ
衣類を収納したい場所によって適切な収納アイテムを選びましょう。
お部屋に直置きするなら
衣装収納を直置きするなら、インテリアにも馴染みやすいチェストや、ハンガーラックを置きましょう。
チェストには腰の高さまであるローチェストと、肩の高さまであるハイチェストがあります。
ローチェストは圧迫感が少なく、高さがないので子供でも使いやすいです。
一方、ハイチェストは省スペースでたくさんの衣類を収納できます。
押し入れやクローゼットにしまうなら
押し入れやクローゼットなら、衣装ケースを重ねて収納するのがおすすめです。
押し入れやクローゼットに合ったチェストもありますが、引き出しのスペースに余裕があるとその分ものが増えやすいのがデメリット。
収納ケースなら収納したい衣類の量によって収納ケースの数を調整できるため、場所を取りすぎる心配がありません。
素材で選ぶ
衣装収納は使用されている素材によってメリットやデメリットがあります。
プラスチックのチェスト
プラスチック製は軽くて模様替えもしやすく、安価で手に入るのがメリットです。
白や黒などシンプルな色を選べば、インテリアにも馴染みます。
木製と違ってカラフルな商品もあるので、好きな色を選んでコーディネートするのも良いでしょう。
木製のチェスト
頑丈でしっかりした作りのチェストが多く、耐久性があります。
木製はフローリングや和室とも相性がよく、どんなインテリアにも馴染みやすいのがメリットです。
重量があるので模様替えや掃除など、移動させる際には力が必要になります。
プラスチックの衣装ケース
プラスチック製は耐久性があり頑丈で、ある程度重ねても形を保てます。
多くの商品は半透明で、わざわざケースを開けなくても何を入れたのか分かります。
ただし、通気性がないので除湿剤や防虫剤は使用しましょう。
プラスチックの衣装ケースには、引き出しタイプと蓋つきのボックスタイプがあります。
毎日着る服は取り出しやすい引き出しタイプに、衣替えなどでしばらく着る機会のない服は大容量のボックスタイプに収納すると、スペースを有効に使えます。
収納したい衣類に合わせて使いやすい形状を選んでみましょう。
ファブリック(布製)の衣装ケース
通気性に優れており湿気がこもりにくいため、衣類収納に向いています。
プラスチック製に比べて安価で手に入り、軽いため扱いやすいのがメリットです。
また、使わない時はケース自体を折りたためるため省スペースで保管しておけます。
ただし、ファブリックの衣装ケースは、重いものを上に乗せると中の衣類まで潰れてしまうので注意しましょう。
サイズで選ぶ
自宅のスペースに合わせて適切なサイズを選ぶことが大切です。
衣装収納のサイズは?
リビングや寝室に直置きする場合は、生活動線をさえぎらず圧迫感の少ない大きさを選びましょう。
クローゼットや押し入れに収納する場合は、奥行きや幅を採寸し、サイズが合ったものを選ぶようにします。
「押入れ用」「クローゼット用」などと書かれた商品であっても、自宅の収納スペースに合わない場合もありますので、必ず採寸してサイズ表記を確認してください。
引き出しの高さは?
引き出しの高さはだいたい18cmか23cm、もしくは30cmになっています。
深さがあるものほどたくさん収納できますが、子供服や下着など細々したものは浅い方が取り出しやすい場合も。
引き出しの高さは収納する衣類によって、ちょうどいいものを選ぶと使いやすいでしょう。
18cm | 子供服、下着、靴下など |
23cm | Tシャツや薄手のシャツ、ボトムスなど |
30cm | 厚手のセーターやトレーナーなど |
使いやすくなる衣装収納テクニック
衣装収納を見直すときに知っておきたい収納テクニックを紹介します。
まずは断捨離しよう
整理しようと思ったら先に収納アイテムを買うのではなく、衣類の量を把握し、着ていない服は断捨離しましょう。
残った衣類を収納するのにぴったりなアイテムを選ぶと失敗しにくくなります。
衣類は「縦置き」がおすすめ
衣類を引き出しにしまうときは、平置きではなく縦置きするようにすると取り出しやすくなります。
倒れてきてしまう場合は引き出しの中にも仕切りを付けましょう。
たたまない収納で時短に
たたむ作業を無くしたい時は引き出し収納ではなくハンガー収納にすると、干した状態のまま収納できます。
靴下や下着は引き出しの中にたたまず放り込むボックスを設けると、時短になるのでおすすめです。
衣装収納の選び方を知って衣類をすっきりさせよう!
今回は衣装収納の選び方や収納テクニックを紹介しました。
自宅に合った衣装収納を使用して、増えすぎた衣類をすっきりさせましょう。
衣装収納をお探しの方は家具の川上 夷川本店、ファニチャーエキサイト 宇治店にぜひ一度お立ち寄りください。
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