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2016.07.20

『私がお客様と学んだコーディネート術。その1』

玄関はその家の顔。それは間違いないです。
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お客様が訪問された時、必ず通る場所。リビングや応接間と言った場所を思い浮かべる方もおられると
思いますが、当然の話、必ずもれなく「通り」「見る」のは『玄関』です。
急な来客時も、あらかじめ予定のある訪問でも、玄関で話が始まります。
その時、何気なくですが玄関の佇まいを拝見し、ある程度の判断をしてしまいます。
「趣味のいいオシャレなお宅だな。とか、野球好きなのか。など。」
勝手に、判断されてしまうのです。どうでしょう?ご友人の家に行った時、判断していませんでしたか?
正直、明るければ明るい程良いと思います。暗い玄関は「気」も入りにくいと言います。
明るさを念頭に、玄関を組立てていきましょう。
そこで問題になるのが、建具(あかり取りの窓の枠・サッシなど)の色とフローリングの色です。
建具が濃いブラウンだから・・・。フローリングが真っ白なんです・・・。
なんて言葉を非常に良く聞きます。
もちろん、建具の色が濃ければ、シューズボックスも濃い色。フローリングが真っ白なら、真っ白の
シューズボックス。統一感があって、すごく綺麗に見えます。
でも、建具が濃いブラウンで、フローリングが真っ白の玄関って、たくさんありますよね。
じゃあ、どっちに合わすのか?っていうことです。
もし仮に、シューズボックスが大きければ、フローリングの色や、建具の色は気にならないし、
目に入っても来ません。私達は、仕事柄、そういった所にも目は行きますが、通常の場合、
「この家、家具と靴箱の色が全然違う!って思う人はいません。」
これは断言出来ます。もちろん、フローリングの色と全然合ってない!って考える人もいません。
好きな色、好きなデザイン、機能用途、靴の収納力など、現実的な所から選んでOKです。
ただし、サイズにはくれぐれもご注意を。縦・横・高さは必ず測ってからにしましょう。
≪お助けアドバイス!≫
もしどうしても悩んだら・・・
靴の収納量は減ってしまいますが、中棚にオープンスペースがある物
を選びましょう。
そのスペースに、グリーンや調度品を置き、1枚の絵に仕立て上げます。
その部分に目が行って、色や統一感は気にならなくなります。
玄関は顔。自分の好きな形で作りましょう!