2022.10.14 fri
意外と簡単!ダイニングテーブルのメンテナンス方法と3つのコツ
木製のダイニングテーブルは定期的なメンテナンスで美しい状態を保てます。
今回はダイニングテーブルのメンテナンス方法とコツ、普段使いで気を付けるべきポイントをご紹介します。
まずはどの塗装が施されたダイニングテーブルかを確認しよう
ダイニングテーブルの塗装には、主にウレタン塗装、セラウッド塗装、UV塗装、オイル塗装の4種類があります。
それぞれお手入れの方法が異なるため、まずはどの塗装が施されたダイニングテーブルかを把握することが大切です。
今回紹介するのは、オイル塗装が施されたダイニングテーブルのメンテナンス方法です。
ご使用のダイニングテーブルに施された塗装の種類が分からないという方は、以下の記事でそれぞれの塗装の特徴を解説していますので、参考にしてみてください。
意外と簡単!ダイニングテーブルのメンテナンス方法とは?
ダイニングテーブルは使えば使うほど傷やシミが目立ってきます。
しかし、定期的にメンテナンスすることで、長く使っているものにしか出せない、味のあるダイニングテーブルにもなります。
メンテナンスでは、まず以下の道具を揃えましょう。
用意するもの
- 紙ヤスリ(180番、240番、400番)…数字が高いものほど目が細かくなります。
- 紙ヤスリの当て木…紙ヤスリを巻いて使います。
- ウェス…綿布の切れ端でも可。使い捨ての布を使います。
- ビニール手袋…オイルを塗る時に使用します。
- メンテナンスオイル…テーブルのメーカーのものがベストです。
また、メンテナンスではオイルを扱うため、汚れてもいい服に着替えてから作業することをおすすめします。
具体的なメンテナンス方法については以下で紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
1.全体的にヤスリをかけて傷やシミを削り取る
まずは、ダイニングテーブルの天板に付いている全体の汚れを落とし、木目に沿ってヤスリをかけます。
最初は180番の目の粗い紙ヤスリから始め、その次に240番、400番と目の細かいヤスリを順に使用しましょう。
ヤスリをかける際にポイントなのが、画像のように紙ヤスリを当て木に巻き付け、できるだけ一方向からかけること。
お伝えしたポイントを押さえることで、天板の表面を均一に削れて、きれいな見た目に仕上がります。
※ウレタン塗装やUV塗装の場合はやすりは使いません。
2.メンテナンスオイルを塗布する
ヤスリがけした後は、細かい削りカスが木目に入り込んでいるため、雑巾で吹いたり軽くはたいたりしてきれいに落としましょう。
テーブルをきれいにしたら、新しいウェスにオイルを染み込ませて、木目に沿って手早くオイルを塗ります。
塗布のコツは、天板の長辺に沿って長く塗ること。
長く塗ることで塗りムラが少なくなり、オイルも均一に塗布できます。
3.乾燥・仕上げ
オイルを塗り終わったら、10分ほど乾燥させます。
10分経ったら、木材が吸収しきれずに余ったオイルを拭き取ります。
この作業のコツは、しっかりと拭き上げること。
だんだんとオイルのツヤも落ち着いて木になじみます。
触った時のべたつきがなくなったらメンテナンス完了です。
初日は吸い付くような手触りですが、一晩経てば安定します。
ダイニングテーブルの使い方で気を付けること
ダイニングテーブルを長く使ううえで、メンテナンスは大事な作業ということがご理解いただけたかと思います。
一方、設置環境や普段の使用方法によっても劣化の早さが変わることはご存じでしょうか。
木製のダイニングテーブルを使用する際は、以下の3つのポイントに気を付けましょう。
1.設置場所
直接日光の当たる場所や冷暖房機器の近く、温度差が激しい場所、湿気や乾燥しやすい場所には設置しないようにしましょう。
これらの場所は木の変色や塗装の剥がれ、割れや反りなどの変化を起こしてしまう原因となります。
窓際に設置する場合はレースのカーテンなどを使用するのがおすすめです。
なかには紫外線をカットするものもあり、紫外線による木の変色を防げます。
また、極端に乾燥する冬場には加湿器を使用してお部屋の湿度を保つことにも有効です。
2.拭き方
ダイニングテーブルを掃除する時は、基本的に乾拭きがおすすめです。
また、ものをこぼして汚してしまったら、すぐに拭くようにしましょう。
オイル塗装のダイニングテーブルは後から汚れが残ることもあるため、早めに拭きとることが大切です。
3.テーブルクロスを敷く
テーブルの天板に限らず、木製の家具には熱した鍋やヤカンを直接置かないようにしましょう。
また、濡れたコップや茶碗を置いたままにするのも輪染みの原因となります。
必ずコースターやランチョンマット、テーブルクロスなどを下に敷いてください。
この時、新聞や雑誌などの紙類を敷物にしてしまうと熱でインクが溶けて貼りついてしまい、取れなくなる場合もあるため注意が必要です。
メンテナンスしてダイニングテーブルを長く使おう
オイル塗装のダイニングテーブルは定期的にメンテナンスすることで、艶のあるきれいな状態を保てます。
購入したダイニングテーブルを長く使いたいと考えている方は、ぜひ今回紹介したメンテナンス方法を試してみてください。
京都でダイニングテーブルをお探しの方は、家具の川上 夷川本店、ファニチャーエキサイト 宇治店にぜひ一度お越しください。
また、別の記事ではリビングにおすすめのテーブルについて解説しています。
リビングにあった新しくテーブルを設置したいと思っている方は、ぜひこちらの記事も併せてご覧ください。