2022.12.28 wed
【本革?ファブリック?PVC?】ソファやイスの張り地の素材を解説!
ソファやイスに使われる生地のことを「張り地」と呼びます。
張り地には、天然皮革、合成皮革、ファブリックなどの種類がありますが、どの張り地を選んだらよいのか分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はそれぞれの張り地の特徴や、メリット・デメリットについてご紹介します。
ソファやイスの張り地の種類
ソファやイスの張り地には大きく分けて「本革」「ファブリック」「合成皮革」の3種類があります。
それぞれに特徴があり、どの張り地を選ぶかによって、部屋の雰囲気や使い勝手が違ってきます。
それぞれの特徴を理解して、選ぶ際の参考になさってください。
本革
本革は動物、主に牛の皮を使用した天然皮革です。
本革のソファやイスの一番の魅力は高級感で、本物のもつ独特の肌触りや温もりが感じられます。
また、使い込むうちに質感や色合いが変化していくという楽しみもあります。
本革のソファやイスと時間を共にするうちに、質感がなじむのを感じられるでしょう。
本革はホコリやダニがつきにくく、丈夫な張り地です。
ただし、本革のソファやイスを長持ちさせるにはメンテナンスが必要です。
本革は水に弱いという特徴があるので、専用のクリーナーとプロテクションを使ってお手入れしましょう。
ご自身の手でメンテナンスすることで、ますます愛着のわくソファやイスに育ちます。
合成皮革
合成皮革は革に似せて作った人工の素材です。
合成皮革にはPVCとPUの2種類があります。
PVC
PVCは塩化ビニールを用いたレザーです。
PVCのメリットは、比較的低価格な点とメンテナンスしやすいという点です。
また、豊富なカラーバリエーションの中から選べるという魅力もあります。
PVCなら本革にはない色合いのソファやイスを本革に近い風合いで楽しめます。
またPVCは加工性が高いことから、防汚や抗菌効果が施されているものもあり、衛生的です。
ただ、PVCは水や熱、紫外線に弱いという特徴があり、長年の使用で表面が割れてくることは避けられません。
また通気性に欠けるので、湿度の高い季節には湿気がたまらないように定期的にメンテナンスしましょう。
PU
PUはポリウレタンを用いたレザーで、PVCより高級な合成皮革です。
柔らかな肌触りが魅力で、通気性も良く、サラサラでしっとりとした感触が楽しめます。
PUは表面の剥離が起こる可能性がありますが、PVCより経年劣化しにくいという特徴も。
PUは撥水性が高いので、乾拭きでのメンテナンスをおすすめします。
ファブリック
ファブリックとは布素材のことです。
張り地の中でも特にバリエーションが豊富で、好みの色や柄を選べることから、人気の高い素材です。
ファブリックは気温変化に影響を受けることが少ないので、一年を通して快適に使用できます。
本革のソファやイスに比べて低価格で、合成皮革のソファやイスより寿命が長いというメリットがあります。
ファブリックのソファやイスにはゴミやほこりが溜まりやすいので、粘着クリーナーや掃除機でお手入れしましょう。
カバーが取り外せるタイプのものを選ぶとカバーを洗濯できるため、衛生的です。
ソファやイスの張り地の選び方
ソファやイスの張り地は種類によって使い心地が違います。
ソファやイスの張り地を購入する方は、家族や用途に合ったものを選ぶようにしましょう。
ここからは覚えておいていただきたい張り地の選び方について解説します。
家族構成で選ぶ
ソファやイスの張り地を選ぶ際は、家族構成を意識しましょう。
家族構成によって、おすすめの張り地は異なります。
以下では、家族構成によってどのような張り地がおすすめか紹介しています。
小さなお子さんがいる場合
家族に小さなお子さんがいる場合におすすめなのは、PVCとファブリックの張り地です。
PVCは汚れに強く、何かこぼしてしまった場合でも中性洗剤で拭き取れます。
またファブリックもカバーリングタイプのものは洗濯できるので、使い勝手もばっちりです。
ペットがいる場合
ペットと暮らすご家庭にはファブリックの張り地はおすすめできません。
ファブリックはペットの爪が引っかかったり、抜け毛が付着したりしやすいからです。
おすすめは本革の張り地です。
本革は引っ掻き傷に強く、ダニがつきにくいのでペットとの暮らしに適しています。
用途で選ぶ
ソファやイスの張り地を選ぶ際は、用途で選ぶようにしましょう。
使うシチュエーションによって適切な張り地は異なります。
以下では、用途別におすすめの張り地を紹介しています。
使用する期間
まずは、どのくらいの期間使用したいのかを考えましょう。
「お子さんが小さい間だけ」「転居するまで」など使用期間が決まっている場合は、比較的低価格でバリエーション豊富なファブリックや合成皮革から好みのものを選ぶとよいでしょう。
反対に長く使いたいとお考えの方には、使っている間に風合いが増し愛着が沸いてくる本革のソファやイスがおすすめです。
使い込むうちに素材が身体になじむ感覚を楽しめます。
好みの雰囲気
部屋をどのような雰囲気にしたいのかも張り地選びの重要なポイントです。
ファブリックのソファやイスはナチュラルで温かみのある部屋を演出します。
カバーを架け替えて、季節や気分によってイメージを変えることも簡単です。
また、重厚で高級感のある部屋を目指すなら本革のソファやイスがおすすめ。
おしゃれで上質な日常が演出できますよ。
今の暮らしに即した張り地を選ぼう
ソファやイスは張り地で、部屋の雰囲気や使い心地が大きく変わります。
それぞれの素材の特徴をおさえて、ソファやイスを選んでみてください。
また、京都でソファやイスをお探しの方は家具の川上 夷川本店、ファニチャーエキサイト 宇治店にぜひ一度お立ち寄りください。
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また、別の記事では、色にこだわったソファの選び方について解説しています。
ソファの選びにお悩みの方は、こちらの記事もあわせて参考にしてみてはいかがでしょうか。